14人の視覚障害女性たちが、「目が見えない」というハンディを背負いながら、自らの居場所で生き生きと活躍する。
周囲とのコミュニケーションの在り方を浮き彫りにしつつ、恋愛、結婚、出産、子育て、仕事、社会参加。各人各様の生き様を切実に伝える。
澤地久枝氏(まえがきより)
なんと魅力的なのだろうか。
特に幼い子どもたちがどんなにいたわり深いか。
母とのえにしを大切にしている。
涙がこぼれるほどの話しに出あう。
目は見えていても見えない、聞こえていても
聞いていないということがざらにある。
見えない目がしっかりととらえている「風景」は、
読む人に勇気と生きる力をもたらすと教えられた。
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